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東京 Tokyo(2003年11月25日-29日) |
東京のいろいろな街を紹介するコラム。朝日新聞の夕刊第2社会面に掲載されている。 800字程度の短いものだが、長期にわたる連載である。 引用中、冒頭の数字はコラム全体を通しての回数。続く文言は、各回におけるタイトル。 ただし、「...○○ネタ」という部分は、わたし/catによる補足である。また、文中の人名は仮名にした。(元の記事では本名が記されている。) |
江古田 | ||
196:吹けば納得...「加藤忠工務店」ネタ 部屋を探す学生に、実際に音を出させるのがご主人Kさん(62)の流儀。 「近所からの苦情におびえる学生も、吹けば納得だよ」 元は建売住宅専門だった。 困っている学生を見かねて、約25年前に今の仕事を始めた。 197:激戦喜んで...中華そば「倭國」ネタ Kさん(37)が横浜の店をたたんで引っ越してきた。 1年かけて東京で30以上の物件を見て回り、ここに決めた。 「選んだ理由? 人の気配、かな。街が生きてるんですよ」 並びの空き店舗にも、有名店が入るらしい。 「でも、ここで生き残ったら本物でしょ」 198:締め切り前...画材「戯画」ネタ 「連載を抱える売れっ子が10人や20人は住んでいる」。 夜型の漫画家に合わせて営業は午後4時から深夜の2時まで。 それでも閉店間際、よく電話が鳴る。 青い顔をした編集者を寄越すつわものも。 199:伝統の安酒...「江古田コンパ」ネタ 学生街だからこそ、こんな店が生き残る。 Nさん(75)とバーテンのHさん(63)が35年、学生の相手を続ける。 各部の名前をつけた伝統のカクテルがある。 200:歌声の主は...ストリートミュージシャンネタ 週末の夜。酔った学生でにぎわう駅南口に、ギターを抱えた若者が集まる。 富山県出身のSさん(23)は高卒後、歌手を目指して上京。 人まねでない歌を歌おうとギターを覚え、曲を作っては路上で聴いてもらう。 歌声は終電がなくなっても続く。 |
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